ーー愛してるーー



「たーだいまーあ」
春はなんと雄也先輩に
おんぶされながら
部屋に入ってきた。

「春!?何したの〜」
「コケた、かなり派手に!」

「それはおつかれ」

雄也先輩からベッドに
移ると膝を見せてきた。
春の膝は見事に
血が固まり内出血
していて痛々しかった。
「痛そうだね…」
「ちょーびびった!でも…」

春は小さな声で
「おんぶされちゃった★ラッキー!」
と笑っていた。
不幸さえも幸せに
なるなんてすごい。

私達はなんだかんだで
夜の9時まで居て
解散した。
そういえば雄也先輩の
好きな人聞いてない。
今度聞かなきゃ、絶対!





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