ーー愛してるーー



確かに行っていいとは
行ったけど普通は
「1人にできねーよ」
とか言って一緒に
居てくれるんじゃないの?

なんてぶつぶつ
言ってたらチャラそうな
男達が近づいてきた。


「ねえー1人?寂しいね?」
「友達居るんで」
「そのお友達と遊ぼうよ」

髪の毛をいじくり
ながらクチャクチャと
ガムを食べてる。

むかつくっ…
こっちはタルいのに…


「ねえー行こうよ♪」
手をぐいっと引っ張って
つれていこうとする。


「止めてよ!」

手を振り払うと
その中の1人が
すごい形相で睨んできた。

「てめえ、調子のんじゃねーぞ?」


その時、やばいと思った。本能的に私は走り出してた。

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