ーー愛してるーー


「しゅーーん!」

「!雄ちゃん」

春は小走りでその人に駆け寄っていった。
その時直感的に
あの人が好きなんだなって思った。

だって笑ってる顔がすごく可愛くて。
羨ましくなる位だった。

そんなのを思っていたら春から収集がかかった。

「愛咲、この人小山雄也サン」
「はじめまして」
「こっちが愛咲だよ。うちの仲よしっ子〜」

…仲よしっ子?
仲いいって思ってくれてるの?
「俺3年なんだ、あ!兄貴」
「はーちゃんだあっ★」
2人の見る先にはさっきの変人新任教師。

「お兄さんですか?」
「そーだよ、俺が18歳で兄貴は25歳。離れてんの」

25歳て…若すぎない?
「春、学校では先生って呼びなさい。」
「はあい、はーちゃん先生」
「馬鹿」

はーちゃんに雄ちゃん?
春との関係はなんなんだ?
「あれ、仙崎?春の友達?」

「仲良くなったのー」
「で、雄也は春に会いに来たということか。」
雄也サンのお兄さんが先生。春の好きな人が雄也サン。

なるほど。
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