2人の王子と天然の姫
「あんさっ」
「ん??」
景君が呼び止める。
「俺、送っていこうか??
夜怖いだろ??」
「え・・・あ」
私は返事に困る。
しかし
「送って行ってもらいなさい。
景お坊ちゃんなら
貴方を無事家に送れると
私たちメイドが保証します」
「おぃっそれじゃあどっちが
主人か分かんねえ言い方だぞ」
景くんがツッコミを入れる。
私は思わず笑ってしまう。
「じゃあ・・・
お願いしようかなっ??」
「分かった」
そして私は笑顔のメイドさんに見送られ
景君の家を後にしたのだった・・・