2人の王子と天然の姫

「じゃあ帰るか」

隼人がそう言って立ち上がる。

「ええっ?!
プリントは??」

「あ??んなもんねぇよ」

「はっ??」

私は思わず口をパクパクしてしまう。

「まっ変なことはするなよ、沙羅」

翔もそう言って立ち上がる。

「変な事って・・・しないし」

「ならいいけど」

知らないうちに隼人は玄関にいた。

既に靴を履いている。

私は慌てて下に降りていった。


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