2人の王子と天然の姫
「でもさあ」
可奈はなんだか本気な目。
私は机に座ってソレを聞く。
「よくは知らないけど、キスは・・・
したの??」
「だからあっっ・・・
してなっっ・・・くもない」
「ええ?!」
私はアレがキスに入るのかよく分からない。
可奈はなんだか楽しそうな顔。
「まぢでっどっちから??」
「景・・・君」
「嘘お?!先越されたな・・・
絶対勝てると思ったのに」
「おかしいでしょ?!
でも、キスっていうか・・・その」
「何よっもしかしてさ・・・」
「ん??」
「普通のじゃないとか言わないでよ」
「なんで分かったの??」
「嘘でしょ?!」
可奈はまた大きな声を出す。
私は思わず耳をふさぐ。