2人の王子と天然の姫

可奈はため息をついて

椅子を思い切り私に近づける。

私も一緒になって近づいた。

「普通のキスは口と口が
触れ合う奴なのね??
で、普通じゃないのは・・・」

可奈がそこまで言って

私はいったん止めてしまう。

「待ってよ。ソレが普通のキスなら
私はソレじゃないよ??」

「は・・・???」

可奈がビックリした顔をする。

じゃあなんなんだっという顔をしている。

「私がされたのは
ほっぺに・・・だよ??」

「はあ???」

可奈は思いっきり眉をよせる。

私はきょとんとする。


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