2人の王子と天然の姫
「冗談じゃなかったら・・・
付き合ってくれる???」
「え・・・あ」
私は次の言葉を捜す。
「本気。一目惚れってやつ。
付き合ってもらえませんか??」
景君は知らないうちに私のまん前に。
私があたふたしていると
「ふっゴメン。
また今度聞くよ」
「え・・・」
「じゃあ明日頑張ろうな」
「う、うん」
私はなんとか返事をする。
そして景君は屋上の扉を開け
一瞬私の方を向いて・・・
「顔、真っ赤だよ??」
「え??」
そのまま笑って出て行ってしまった。
私は・・・
全身が火照るのを感じていたのだった。