2人の王子と天然の姫
「いいかもね!!
言わなきゃいっか・・・」
はあ・・・っと大きなため息が聞こえる。
可奈はなんだか疲れた顔。
「でもさっ」
私が聞く。
「どっちに聞いたらいいとおもう??」
可奈は少し悩んでから
「壱川・・・かな。
経験豊富そうだし」
「そっか」
私は妙に納得してしまう。
「ありがとね!!
隼人に言ってくるわ」
「はいはい」
そうして私が笑顔で手を振る中で
可奈はため息まじな返事をしたのだった。