2人の王子と天然の姫
「『恋』について・・・
教えてっっ???」
私は笑顔で隼人に言う。
隼人は・・・
目が点になっていた。
私は思わず笑ってしまう。
そして同時に
わくわくしていた。
「なんで」
「え??」
「急になんでんなこと・・・」
なんだか動揺しているようにも見える。
「私が恋したら・・・駄目??」
「したのかっ?!」
隼人は急に私の肩をもって
大声を出す。
ビックリしすぎでしょ・・・。
「したいんだけど。
でもよくわかんないからさ」
私がそう答えると
「・・・ょかった」
ボソっと何か言ったけれど
小さすぎて聞こえない。