2人の王子と天然の姫

「さて・・・」

可奈が私に言う。

「デ-トだねぇ、あんたは」

「可奈っ声が大きいって」

案の定、周りの女子に聞こえていたようで。

「嘘っ沙羅デ-トなの??」

私にこの前先頭きって話しかけてくれた子、

麻奈が言う。

「ちっ違うの!!デ-トじゃなくて・・・」

私は慌てて訂正をする。

でも

「ねぇ、誰とっ??」

女子の塊にか囲まれ、声も聞こえない。

私は時計をチラっと見る。



< 155 / 384 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop