2人の王子と天然の姫

「さっきからわざとかしんねぇけどさ
目合わせようとしねぇし」

「ご、ごめん」

私は下を向いたまま答える。

隼人はさらにきつい口調で



「こっち向けよ!!!」


そう言って

私のあごを持ち上げる。

私は泣きそうな顔になっていた。


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