2人の王子と天然の姫
---ガチャッ
扉が開く音と同時に
隼人の腕が私の腕をつかむ。
「ちょっ離してヘンタイ!!」
あまりに突然だったのと
顔が近すぎた為に
私の顔はどんどん赤くなる。
しかも
目のやり場に困る。
「なっなによ」
隼人はニヤニヤした笑みを私に向ける。
「おはようのチューは??」
「ばっ」
さらに隼人は目まで瞑る。
私は逃げようと思っても
隼人の腕の力のが強く
どうすることも出来なかった。