2人の王子と天然の姫

私がテーブルに座り

隼人がキッチンに立つ。

なんか立場普通逆じゃない??

「隼人専業主婦みたいっ」

「あ??」

私がそう言うと

急に黙り込んで

「どうしたの??」

横から覗いた隼人の顔は

真っ赤になっていた。

「なに真っ赤になってんのよ」

「み、見んなっ」

隼人はそのまま料理に集中したようだった。

なんで真っ赤になる必要があるんだろう。

私は不思議でしょうがなかった。


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