2人の王子と天然の姫

「触るなっ」

隼人が大きな声で叫ぶ。

でも遅かった・・・

「痛っっ」

ガラスの破片で指を切る。

「ほらっ・・・」

隼人が慌てて来てくれた。

「ったく」

そして

そっと私の指に口をつける。

「っっ」

私はどんどん顔が赤くなるのを感じる。

「痛むか??」

「へ、平気っありがと」

私は走ってその場を去る。

そして新聞を取りに行く。

その間ずっと

切った指は熱を持っていたんだ・・・


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