2人の王子と天然の姫
「もお・・・」
私はどんどん熱くなっていく。
夏の暑さのせいだっっ
そう思いたくても
隼人の声や顔を見るだけで
どんどん熱くなっていく・・・。
「どうしたっていうのよ」
初めて味わった感覚に
どうしようもなく焦った。
「沙羅??」
隼人が呼んでくる。
「悪かったって・・・」
「謝られても困るっ」
「んじゃ、どうしろって」
「ほっといて!!」
私はベッドにもぐりこむ。
隼人の・・・匂い。
そう思った瞬間
また体が熱くなるのを感じた。