2人の王子と天然の姫

「そおいえばっ」

「ん???」

「おめでと」

「ちょっ」

可奈が小声で言った。

それが何故なのかは

すぐに分かる。

そして

顔が真っ赤になるのも分かった。

「もぅ・・・遅いくらいだよね」

「そ、そうなの?!」

「中学の時から一緒だったけどさっ
壱川の態度、もろバレバレ」

「へ・・・へぇ」

私はそこまで見てる可奈のが凄いと思った。

もしかして・・・

「可奈ってさ」

「うん??」

「隼人のこと・・・好きだったりする??」

「・・・」

一瞬の沈黙のあとにきたのは


「あっはははは」


爆笑。


< 288 / 384 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop