2人の王子と天然の姫
「あのな・・・男の家・・・
行くんだからな??分かってんのか??」
「あのさっ前も男の家が
なんたらって言ってたけど
今だって男の家にいるけど
何にもないじゃない!!」
隼人は
私の言葉にあまりにもビックリしていた。
そして
同時に笑みに変わった。
「だったら・・・
何があるか教えてやろうか??」
その時の隼人の声は
何かにおびえているような
でも何処か吹っ切れたような
そんな感情が見えた気がした。
「な、なによ」
だんだん隼人が近づいてくる。
つられて私は後ろに下がる。