2人の王子と天然の姫
俺はそのまま意識を闇に預けようとした。
でもその時だった。
「ちょっと!!」
沙羅が誰かに叫んでる・・・
「っんだよ」
この声は・・・
「絶対許さないから」
沙羅・・・???
「絶対貴方達を許さない」
「さ・・・ら」
俺は
必死の力で言った。
「隼人??大丈夫??」
沙羅の顔が俺の目の前に来た。
あまり見られたくはない顔だったから
手で自分の顔を隠した。
「・・・」
沙羅は何も言わない。