2人の王子と天然の姫

「かかってきなよ」

沙羅が言う。

「テメっ」

そういって6年の男子がみんな沙羅に向かっていく。

「や・・・めろ、沙羅」

「大丈夫だよ??」

沙羅は笑顔で俺に言ったんだ。




「隼人は、私が守ってあげる」



その時の沙羅の顔は

本当にたくましかった。

そして



綺麗な女の顔だったんだ・・・



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