2人の王子と天然の姫

あれから年はどんどん過ぎて・・・

知らないうちに

俺らは中学生になっていた。

「隼人っ」

笑顔で沙羅が走ってくる。

「おう」

俺の隣には沙羅がいて

そして翔がいる。

それが

俺の今の幸せ。



あのときのケンカがもとで

俺を殴った奴らは警察に怒られた。

そして

同じく俺も。

沙羅は下を向いたまま。

てっきり沙羅はケンカが強いのかと思った。

でもその日の夜。

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