2人の王子と天然の姫

「よしっ」

私はそう独り言を言う。

そして



---ピンポーン



チャイムを右手の人差し指で押す。

久々に聞いたチャイムの音は

なんだか寂しい音だった。



まるで


部屋の住人がいないような

そんな感じがしたんだ。


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