2人の王子と天然の姫

「な、なに?!」

翔が私の方に近づいてくる。

「なんで逃げるんだよ」

私にも分からなかった。



ただ今は

逃げないといけない気がしたんだ。




「俺も・・・嫌われたな」

翔はふと立ち止まり

一言そう呟いた。

私は扉に背を預けて

そのまま動く事ができなかった。



私の前には

翔がいる。







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