2人の王子と天然の姫
私がそのまま動かないでいると
「俺が。女と遊んでることを聞きたかったっけ??」
翔も動かないで喋りだす。
「そう・・・だけど」
私が答える。
「遊んでるよ??
別に俺だって男だしね」
「きゅ、急にどうして?!」
私は少し声が大きくなる。
翔がそれを見て
少しニヤニヤ笑いを顔に浮かべる。
「さぁ??なんでだろうな。
でも今更沙羅に何言われても
俺はなんとも思わないよ??」
そう言った翔の顔には
何処か楽しそうな表情が混じっていた。