2人の王子と天然の姫
「ごめん・・・」
「なんで謝るの??」
翔が私を不思議な目で見る。
私自身も何で謝ったのか分からない。
でも
翔がおかしくなったのは
私と屋上で話して以来だった。
だから
私はその責任が自分にあるんだと
そう思ったんだ。
「もしかして・・・
自分のせいだっとか思ってる??」
「!!」
心の中をよまれた気がして
言葉が喉に詰まってしまう。
「ふーん・・・」
翔は私の顔をゆっくり見る。
その視線は
なんだか気持ち悪かった。