2人の王子と天然の姫

「翔??」

私が優しい声でささやく。

翔は私に背を向け

そのまま黙る。

「・・・ごめんね」

私は何故だか謝る。

「翔」

私は名前を呼ぶ。

翔は小刻みに震えているように思えた。

どうしてだろう。

私は翔の後ろから

ぎゅっと

抱きしめたのだった・・・



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