2人の王子と天然の姫

「そっか・・・」

翔の気持ちは分かったし

十分なくらい伝わった。

だから私は・・・

後悔しないように生きるだけ。

「でさっその最後の願いって
結局何なの??」

可奈が私に小声で聞いてくる。

「それはね・・・」


私も同じように

小さな声でそっと

呟いたのだった。



「これからもずっと
笑っていてくれ」



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