2人の王子と天然の姫

俺は一瞬ビックリした。

沙羅がわざわざ墓参りに行くなんて。

「別に何か気負ってんならいいんだぞ??
俺1人で行ってもいいわけだし」

俺は沙羅に言う。

「違うもんっ!!
沙羅が・・・翔のお母さんに会いたいだけ」

「・・・そか」

俺は渋々納得して

「じゃあ、一緒に行こうぜ」

沙羅は急に顔をあげて

笑顔でうなずいた。


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