2人の王子と天然の姫
第11章 それぞれの道

「沙羅っ」

「ん??」

私が振り向くと

母親が走ってくる。

「もうっ今日は大切な日でしょ??
忘れ物は駄目だって
あれほど言ったのに」

「ごめんなさいっ」

母親が笑って

「じゃっいってらっしゃい。
気をつけてね」

「うんっっ!!」

私は笑顔で家を出た。


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