2人の王子と天然の姫
「おっ沙羅!!」
「可奈??」
可奈が一段とオシャレをして
私の前に現れる。
「なにっそんなはりきって」
「だって今日は特別な日だよぉ??
沙羅だってオシャレしてんじゃん」
可奈は笑って私に言う。
「まっ可奈には勝てないよ」
私もまた、笑って言った。
「これから沙羅も行くの??」
「うん。可奈も??」
「もちろんっ!!」
「じゃあまた向こうで会うかもね」
「だねっ!!でもいい雰囲気をぶち壊しにしたら
駄目だよっ沙羅??」
「しないしっ
ってかウチはならないっ」
笑いながらも
私はその場を後にして
可奈と別れた。