2人の王子と天然の姫



「あったり♪」



「何でココに・・・?」



私が首を傾げていると



「だってさっ親友の晴れ姿っっ早く見たいじゃん?」



「よく言うよ~今まで私のコト放ったらかしにしてたくせに」



私が笑いながら言うと



可奈も笑って



「ゴメンゴメン。でも、ホントおめでとぉ」



「ありがとっ♪」



「沙羅がこんな早く大人になるなんてね」



「あははっだよね~」



「だよね、ぢゃないでしょ~がっ!そぉいえば、お相手さんには見せたの?」



可奈がニヤニヤ笑いを浮かべながら聞いてくる。




「まだだょ?」



「なっっなんでよ!!一番に見せないといけない人でしょっ?!」




可奈が大声を出して、私の肩をつかんでくる。



「痛いよお・・・だって、恥ずかしいんだもん」




私が小さな声でそういうと、可奈は




「恥ずかしい・・・か。もう何年一緒にいんのよ。今更ぢゃん」




「うう・・・」




私は少し落ち込んでしまう。






< 377 / 384 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop