2人の王子と天然の姫
「あったり♪」
「何でココに・・・?」
私が首を傾げていると
「だってさっ親友の晴れ姿っっ早く見たいじゃん?」
「よく言うよ~今まで私のコト放ったらかしにしてたくせに」
私が笑いながら言うと
可奈も笑って
「ゴメンゴメン。でも、ホントおめでとぉ」
「ありがとっ♪」
「沙羅がこんな早く大人になるなんてね」
「あははっだよね~」
「だよね、ぢゃないでしょ~がっ!そぉいえば、お相手さんには見せたの?」
可奈がニヤニヤ笑いを浮かべながら聞いてくる。
「まだだょ?」
「なっっなんでよ!!一番に見せないといけない人でしょっ?!」
可奈が大声を出して、私の肩をつかんでくる。
「痛いよお・・・だって、恥ずかしいんだもん」
私が小さな声でそういうと、可奈は
「恥ずかしい・・・か。もう何年一緒にいんのよ。今更ぢゃん」
「うう・・・」
私は少し落ち込んでしまう。