俺様男はあの子のとりこ
あいつも同じクラスか……
なんだか大変な一年になりそう。
「まだあんまり人居ないね。」
本当だ。5組にいるのはあたしと奈緒美と他は数人だった。
「席ってどこ座ればいいのかな??」
「番号順っぽいよ。黒板に書いてあるし。」
「あたしたち前後じゃん!!」
そんな事を話しているうちに人が集まってきた。
もうすぐ式始まるのにあたしの隣の子が来てない。
誰なんだろう??まさか……だよね。
「よう、」
来たよ……"桐島"だもんね。
そりゃ席隣だよね(泣)
でも席が一番後ろでよかった!!
サボり放題じゃん☆
桐島は前の男の子と楽しそうに話していた。
その子もまたカッコイい。
奈緒美なんかその子に釘付け。
新しい恋の予感かな……??
「なあ、椎香??」
「なっなに??」
いきなり話しかけないでよ。
「俺の事知らなかったって相当な罪だよ…??」
一瞬、桐島がニヤリと笑った気がした。
「桐島の事なんかっ///!!」
何、その言い方!!
しかもなんかドキドキしたし。
もうわけわかんないっ!!
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