またあなたに逢いたくて...
「うん、これだと会えるかどうか分からないなぁ、会えるといいですね」

「はい...ありがとうございました」

集中治療室かぁ、一週間も意識不明じゃあ....そりゃそうだよね...

会えないかもなぁ

そんな事を考えながら部屋へ向かった


集中治療室の扉の前まで来たものの、私が入れるはずもなく...

扉の前で立っていることしか出来ない

こんなに近くにいるのに――――・・・

そんな思いだけが空を舞い、心の中には切なさだけが残った

神様、お願いです

どうか、どうかスンウくんを連れて逝かないで下さい

やっと逢えたんです、話したいことがまだ沢山あるんです

私にとってこの世でたった1人の安心出来る人なんです...

だからどうか、あの世へ連れて逝くことだけは....

それでもスンウくんを連れて逝くというのなら、代わりに私を連れて逝ってください

どうかスンウくんだけは...

そう願い終わると私は直感的に何故か「大丈夫」だと思った

その直感を強く信じ、私はスンウくんに会えないまま帰宅した


スンウくん――――・・・

頑張って...
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