またあなたに逢いたくて...
〜次の日〜


私は待ち合わせ場所に来ていた

スンウくんはまだ来てないみたい

とりあえずお店の壁に寄りかかって待つことに

ふと彼氏を待つ女の子ってこんな感じなのかなと思う

きっと切ないよね

しばらくするとスンウくんがやってきた

あ、思ってたよりも元気そう

ただ見ただけでは最近まで大きな事故で意識不明だったとは思えないほどだ

安心した〜

そう思いながら笑顔で挨拶する

2人だけで会うのは今回が初めて

でも、初めてな気がしない

なんだか、もっとずっと前に...2人でいたような、そんな気がする

やっぱりお父さん...だったのかな


そんなことを考えながら霊能者の方のところまで一緒に歩く

スンウくんと歩く一歩一歩が大切に思える

今まで誰かと一緒に歩いていて一歩一歩が大切に思えることなんて1度もなかった

こんな感じ、初めてだな...


スンウくんと一緒にいると時間が早く流れるみたい

あっという間に着いてしまった

そして霊能者の方に挨拶し、早速視ていただくことに

〜20分後〜


私たちはお礼を言って外へ出た
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