またあなたに逢いたくて...
スンウくんは心配事が無くなってすっきりしたみたい

よかった!

帰り道、私たちはいろんな話をしながら少し狭い道をゆっくり歩く

私が話をしている時、私たちのすぐ隣を車が通る

スンウくんは話を聞きながら私の服を引っ張った

私はびっくりしてスンウくんを見た

スンウくんは前を見ながら私の話に答えている

私は顔が赤くなるのを感じて、そうなんだぁと言いながら下を向いてしまった

何だろう...

すごく...ドキドキする

そんな気持ちを抑えつつ途切れることのない会話を楽しむ

スンウくんと一緒にいると本当に時間が早く流れる

もうお別れ...

「今日は本当にありがとう」

「ぇ、あ、ううん!こちらこそ...!」

ぁ、何だろう...

もっと一緒にいたい気持ちが溢れ出す

「じゃあまたね」

「うん、気をつけてね!」

精一杯の笑顔でさよならをする

お互い背中を向けて帰り道を歩く

もっと一緒にいたくて

もっとたくさん話がしたくて

私は涙を堪えることが出来なかった

泣きながら家に帰る
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