またあなたに逢いたくて...
数日後

今日もお父さんの膝に寝転んで空を見上げていた

「あのふわふわをなんとか...」

私はあの雲をどうやって食べるか模索中みたいだ

その様子を父は微笑ましく見ている

そうして夕方になってしまった

「きょうもだめだったか〜...」

考え込む表情をしながら家へ入る

ご飯を食べてお父さんと一緒に寝る

「きょうはあたしがおとーさんにおはなししてあげるね」

「へ〜、どんな話なの?」

「おほしさまのおはなし!このまえおとーさんがしてくれたおはなしのつづき、リーナがかんがえた」

「へ〜、それは楽しみだな」

「ふふ♪こほん、おほしさまは、たいせつなひとをまいにちみまもっていました。あるひ、そのたいせつなひとが、おちこんでいました。げんきにしてあげたいおほしさまは、まいにちきらきらかがやいて、そのひとにげんきをあげました。そのひとはえがおになりました。おわり」

「お〜いい話だな〜」

そう言って私の頭を撫でてくれる
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