またあなたに逢いたくて...
「おとぉさぁぁぁん...!!いやあああぁぁ...!!」

私はその場で泣き崩れた

「おとぉさぁぁぁん...!いかないでぇ...!ひとりにしないでぇーー...!!...おいてかないでぇーー...!!いやあああぁ...!!」

私は何時間もの間泣き続けた

火が消し止められ静けさを取り戻した後もずっと泣いていた

「ぅぅ...いかないでぇー....ぅぁぁぁ」

いくら泣いても還って来ないことはわかってる

でもあんなに大好きだった父の死に私はただただ泣くしかなかった


〜翌朝〜

私は泣き疲れていつの間にか眠ってしまったらしい

目が覚めると私の周りは全部昨日のままだった

.....夢だったらよかったのに...

目が覚めたらお父さんが、おはようって言って微笑んでくれたらよかったのに...

怖い夢を見たのって言えたらよかったのに...

また涙がこぼれる

もう、一人ぼっち...

他には誰もいない...


そして数日が経ち、お父さんのお墓がつくられた

この小さな丘の下にお父さんがいるんだ

会いたくても、もう会えないんだ

会いたいよ...もっとずっと一緒にいたかった
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