またあなたに逢いたくて...
「え〜と、スンウくんは忙し『おとーさん!』

「あ〜、え〜と、お父さんはすごく忙しいの、だから『だいじょーぶ!いこう!』

「いや、行かな『いくの!』

「・・・・え〜とリーナちゃん?よく聞いてね」

『なあに?』

「スンウくんは昔はあなたのお父さんだったかもしれないけど、今は私の大切なお友達なの、それは分かるよね?」

『うん』

「だから前のように毎日会ったりとかは出来ないの」

『どうして?』

「ん〜、昔はのんびり過ごせる時代だったからずっと一緒にいられたんだけど、今は昔と違っていろいろと忙しい時代になっちゃったから」

『・・・・でもおとーさんにあいにきたの...あいにきたのにぃぃぃ、うわああぁん』

「え〜と、それは分かるんだけど...とりあえず泣かない、泣いたってしょうがないんだから」

『おとーさんもきっとまっててくれてるのにぃぃぃ、うわあああああん』

「記憶がないんだから今会いに行ったってしょうがないでしょ!...ぁ」

『きおくが...ない..の?』

「.......」

『おとーさんも...まえのこと、リーナといたときのことおぼえてないの...?』
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