またあなたに逢いたくて...

「....うん」

その後、リーナはずっと泣いていた

でもこのまま隠していてもきっといつかはばれるだろう

まだ９才のままだから、このことを受け入れるのは難しいかもしれないけど言ってよかったと思う


〜数日後〜

リーナが少しずつ泣きやみ始めた

「え〜と、大丈夫？」

とりあえず話しかけてみる

『ぅっ...っ...だいじょ..ぶ...リーナ、おもったの...』

「ん？何を？」

『おとーさんは、きおくがなくても...むかえにきてくれたんだって、リーナもさいしょはおねーちゃんにわすれられてたけど、おとーさんにまたあえたもん、きおくがなくてもこころがおぼえてたから、やっとあえたんだもん』

「そっか」

私はそう言って微笑んだ

リーナの強さをみた気がした

お父さんが亡くなってからずっと一人で耐えてきて、自分が死んでからも*来世でまた会いたい*と強く願って頑張ってきたのだろう

私も見習わなきゃいけないなとつくづく思う

そしてその日からリーナとの会話がスムーズになってきた

それにスンウくんが迎えに来てくれたと信じているのかあまり夜泣くことは少なくなってきた