Replicant・Lover's-L No.6 後日談
全身の力が抜けていくのを感じて、あたしはそのままソファに身体を預けた。
ジンが再生出来ないかもしれない。
その言葉は、あまりにもあたしにとって重くって、信じ難いものだった。
頭の芯が痺れたような感覚。
「ジンがさ……」
レンがソファの背凭れに腰掛けて、明後日の方向を向いたまま、
「ジンがさ、リッカの歌聴いて、『俺は、歌の事はよくわからないが、また聴きたいと思う』って言ってた」
レンのその言葉を聞いて、あたしは心を決めた。
ジンが再生出来ないかもしれない。
その言葉は、あまりにもあたしにとって重くって、信じ難いものだった。
頭の芯が痺れたような感覚。
「ジンがさ……」
レンがソファの背凭れに腰掛けて、明後日の方向を向いたまま、
「ジンがさ、リッカの歌聴いて、『俺は、歌の事はよくわからないが、また聴きたいと思う』って言ってた」
レンのその言葉を聞いて、あたしは心を決めた。