Replicant・Lover's-L No.6 後日談
その中に。
ひとりだけ、絶叫するレンを振り向かず、
あたしの乗せられた車を追うように首を動かすバイクの青年がいた。
彼の姿にピントが合い、カメラの中央に彼の耳が映し出される。
ジンに渡された、あの盗聴器のイヤホン!!
『レンっ!!』
ジンがレンを呼ぶ声が入り、レンがカメラの方を振り返る。
『レン、そのコンビニの前のバイクだっ!! バイクの男を捕まえろっ!!』
いつもの落ち着き払ったものではない、ジンの怒鳴り声。
ひとりだけ、絶叫するレンを振り向かず、
あたしの乗せられた車を追うように首を動かすバイクの青年がいた。
彼の姿にピントが合い、カメラの中央に彼の耳が映し出される。
ジンに渡された、あの盗聴器のイヤホン!!
『レンっ!!』
ジンがレンを呼ぶ声が入り、レンがカメラの方を振り返る。
『レン、そのコンビニの前のバイクだっ!! バイクの男を捕まえろっ!!』
いつもの落ち着き払ったものではない、ジンの怒鳴り声。