いちごみるく
駆け込み乗車で何とかギリギリ間に合った。
あっぶな~・・・
2日目で遅刻とかマジヤバイもんね
社内は通勤通学の人達で溢れかえっている。
社内をよく見渡すと、同じ高校の生徒を何人か見つけた。
そのうちの1人は男子。
あの人・・・
見たことない顔・・・
でもカッコイイー・・・
先輩・・・かな??
黒に近いけどブラウンの髪だ・・・
大人っぽいなぁ
そうこうしているうちに電車は駅に到着。
人ごみに押されながらも、転ばないように歩いていた。
駅からは歩いて5分程度のかなり通いやすい高校だ。
ま、そこに惹かれてここに入ったんだけどね。
携帯をいじりながら歩いているとすぐに着いた。
今日は・・・
峰岸君とかいうひとが来る日だしー
カッコイイひとらしいし・・・
もしかしたらさっき電車で見た人かな?
かっこいい人だといいなー
期待と杏に会いたいという気持ちでドアを一気に開けた。
ーガラッ!!
予想以上に大きな音を立ててしまった。
恥ずかしー・・・
「ちょっと美知!!めっちゃびびったんだけどっ!
おはよ♪」
入ってきたとほぼ同時に杏からの挨拶。
何か日本語的におかしいような気がするけどー・・・
「ごめん(苦笑
おはよ♪」
「それよりね、峰岸君・・・さぁ・・・
ヤバイよ!!むっちゃカッコイイ!!!!!」
あたしの挨拶ほぼ無視で杏がかなり興奮して小声で絶叫している。
「ほら、早く美知も見なよーっ」
杏に急かされカバンを持ったまま峰岸君がいる机の方を見た。