夢信号
あーぁ。


小説も無理だし、一体あたしは何が向いてるんだろうね。

もう20歳、成人しちゃって大人の仲間入り。

とりあえず大人の気分を味わいたいが為に一人暮らしして3ヶ月目。


するんじゃなかった。


ろくに料理作れないわ、自分で洗濯物干したり畳んだりしないといけねーわ。

おまけに光熱費・家賃全部自腹。

大学行かずにバイト生活だけど、結構キツイわ・・・・。


これでも将来の事少しは考えてる。
とりあえず己の能力を見極める為、色々挑戦してみたけど。


ことごとくノックアウト。


就職とかしないとだけど、するんだったら得意分野発揮出来るとこがいいじゃん?

まぁ、今の時点で小説家は無理だと悟ったさ。


もうこのまま死ぬまでバイトでもいいかな!

なぁーんちって☆


「あーっはっは!ポジティブ万歳!」


ドカッ!

おっと失礼。
神経質なんだ・か・らっ♪

時計に目をやるとPM23:15。

おっとーっ!
明日バイト7時からだったわ!

スリーピングターイムに入らなければ。



携帯の目覚ましをセットし、眠りにつく。

< 17 / 36 >

この作品をシェア

pagetop