カワイイ娘のカ・ガ・ミ
「旦那様が長期の出張をしておりますので、わたくしが全権を任されております」
向かい側の椅子に座ると、女性が事務的な口調で説明をはじめた。
「はい」
「できれば勉強も教えてあげてほしいのですが、高望みはしません。お嬢様とお部屋で一緒に遊んであげるだけでいいのです。お金はその日のうちにお支払いいたします。とりあえず1日1時間で月曜日から金曜日までのお世話をお願いできたらと考えております」
「あのぅー」
「なんでしょう?」
私が質問しようとすると、女性の目がやや厳しめに細くなる。