やっぱり君が好き
「俺・・」

そういいながら
照れ始めた

純情なんだなあ

何に対して照れてるのかわかんないけど

かわいいっ

なんか
もっと好きになっちゃう


彼の顔はキラキラしてて

輝いてる

ハニカみながら

何かを伝えようとしてた


「俺さ・・#$%$&」

声が小さすぎてよく分からなかった

「え?」

「俺、俺さ
あーもう!好きですっ
付き合って下さい!」

びっくりしすぎて目が点になる


憧れの人と話せただけでも幸せだったのに

学年中が諦めた王子様に
今、あたし告られた?


待ってよ
どうしよう
現実とは思えない出来事に頭がパニック状態

「無理・・・だよね
俺の事知らないよね」

どうしよ!

言葉が出てこないよ

「でもさ!俺の事何も知らないでフラれたくないんだ
勝手だけどさ
だから連絡先教えてくれないかな?」


赤外線で交換した

もうそれだけで
あたしの心臓の鼓動は
かなりの速さで波打ってた
頭では何も考えられない

「じゃあね!引き止めてごめんね。ばいばい」

爽やかに帰っていった

しばらくそこから動けなくて
後から色々分かってきた

あたし
見原くんに告られたんだ
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