やっぱり君が好き

実感

天気のいい月曜日の朝
今日もあなたの姿を探す

「亜香梨っ!おはよ!」
見つけた
見なくても分かる
大好きなあなたの声

「な〜ちゃん」

「それは恥ずいから止めろって言っただろ」

「なあんで〜?」

顔を真っ赤にしながら
困ってる

ぷふっ
かわいいなぁ

そんなあなただから
意地悪したくなる
「とにかくっ
だめ!」

「だめなのかぁ・・・」

シュンって肩を落とす

「うっ・・・」

「な〜ちゃんって呼びたいなあ・・・」

子犬みたいな顔で
困ってる

「亜香梨っ
別に呼んでもいいけどさっ学校で呼ぶなよ!?」

折れたね

「何で?」

夏稀の弱いポーズ

首を傾げながらの上目使い

おっ
照れ始めた!

「だってさ・・・
バカップルみたいじゃん」
それだけ?


それを言うだけなのに
顔を真っ赤にして
必死になってさ

ずるいなぁ


あぁ
もうっ
愛しいよ

気づいたら抱きしめてた
「亜香梨っ
ここ学校!!」

「知ってるよ」
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