俺のココ、あいてるけど。
楽しい夏休み
◇未来side.*:・゚
「小百合のバカッ!」
「あ〜、ごめんごめん」
「全然謝ってないじゃんっ!もう知らないっ!」
「いやぁ、それにしても楽しい夏休みだなぁ〜♪」
あれから小百合と合流したあたしは、夕飯を食べに行ってもずっとこの調子だった。
予約しておいたお店だったから、数時間前にキャンセルの電話を入れるのは申し訳なくて・・・・。
結局、プンスカしながら小百合を連れて、ちょっと高めのディナーに来たんだ。
料理が運ばれてくるまでのあたしたちの会話はこんなもの。
怒るあたしと能天気な小百合。
話しだって全然噛み合わない。
結局のところ、あたしは小百合にうまくはめられて、登坂さんとプチデート・・・・のようなものをすることになった。
いや、それに対して怒っているわけじゃないんだ。嬉しかったし。
問題は、電話をかけてきたときの小百合の第一声・・・・。
『遠目から見てもお似合いの2人だったねぇ♪ さ、デートは楽しんだでしょ? 未来、ハウス!』
・・・・あたしは犬!?