俺のココ、あいてるけど。
それから3日間、小百合はあたしの部屋に泊まっていった。
残念なことに、仕事があるあたしは小百合につき合って遊びに行くことはできなかった。
それでも部屋に帰るたびに増えるショップの袋を見ると、小百合は1人でも楽しんでいるみたいでほっとした。
「いってらっしゃい」
「おかえり」
そんな言葉をもらうと、元気が出たし仕事の疲れも飛んでいった。
夜は決まって小百合のファッションショーとおしゃべりの3日間。
まるで大学生に戻ったような楽しさで、なんだか若返った気分。
それを言うと、小百合はケラケラ笑い転げて言うんだ。
「未来って精神年齢おばあちゃんじゃん!知らない間に小じわができてたりして!・・・・ぷぷっ」
「嘘っ!? どうしよう・・・・!」
慌てて洗面所に走るあたしに、小百合はさらに笑う。
そして、一生懸命に小じわを探すあたしの後ろに立つと・・・・。
「バ〜カ♪ 冗談じゃん」
「もうっ!」
また騙された・・・・!
こんな調子で、小百合のいる3日間は過ぎていった。