俺のココ、あいてるけど。
鼻をぐずぐず言わせながら、そんな長いメールを打ったんだ。
小百合にはいつも驚かされっぱなしで、こうしてあとから優しさに気づかされるばかり。
だから、そのぶん心に染みて、こんなに涙が出てくる・・・・。
届いたメールを何度も読み返していると、自然と笑顔になる。
離れていても、たまにしか会えなくても、あたしたちは親友なんだって思った。
小百合からたくさん元気をもらって、背中を押してもらって・・・・。
あたしは最高の親友を持ったなって、本当に誇りに思った。
やっと仕事が終わって急いで帰ると、全部があのメールの通り。
部屋はすごくきれいに片付いていて、テーブルの上にはかわいらしくラッピングされた袋。
冷蔵庫の中には、サラダとロールキャベツの下ごしらえ。
その1つ1つを見ていると、また涙が溢れて止まらなかった。
部屋にはまだ小百合がいるような気がして、今日もファッションショーとおしゃべりで夜が更けていくんじゃないかと思ったくらい。
小百合、本当にありがとう。
あたし、頑張るね。