俺のココ、あいてるけど。
『んじゃあ、そういうことで。明日は8時にアパートだよな?』
「うん」
『分かった。じゃあ、おやすみ』
「おやすみ」
そうして、夜の11時を少し回った頃、モッサ君との電話を切った。
「最後にもう1回・・・・」
そのすぐあと、何度も確認してはいたけど心配になったあたしは、明日持って行くバッグの中身の点検を始めた。
日焼け止めに、タオルが2枚に、化粧ポーチ。お財布、携帯。
それに・・・・水着。
飲み物やお菓子は途中のコンビニで買うことになっているし、お昼ご飯は綾ちゃんと2人で作っていくことになっている。
「うん、大丈夫!それと、明日着ていく服は・・・・よし!」
部屋の一番目立つ場所にハンガーにかけて置いてある。
あたし、小百合がプレゼントしてくれた服を着ることにしたんだ。
かわいい、かわいいワンピース。
「あっ!もうこんな時間!」
最後に目覚まし時計をセットしようと手を伸ばすともうすぐ0時。
あたしは急いで布団に潜った。
楽しい1日になるといいな。