俺のココ、あいてるけど。
 
『んじゃあ、そういうことで。明日は8時にアパートだよな?』

「うん」

『分かった。じゃあ、おやすみ』

「おやすみ」


そうして、夜の11時を少し回った頃、モッサ君との電話を切った。


「最後にもう1回・・・・」


そのすぐあと、何度も確認してはいたけど心配になったあたしは、明日持って行くバッグの中身の点検を始めた。

日焼け止めに、タオルが2枚に、化粧ポーチ。お財布、携帯。

それに・・・・水着。

飲み物やお菓子は途中のコンビニで買うことになっているし、お昼ご飯は綾ちゃんと2人で作っていくことになっている。


「うん、大丈夫!それと、明日着ていく服は・・・・よし!」


部屋の一番目立つ場所にハンガーにかけて置いてある。

あたし、小百合がプレゼントしてくれた服を着ることにしたんだ。

かわいい、かわいいワンピース。


「あっ!もうこんな時間!」


最後に目覚まし時計をセットしようと手を伸ばすともうすぐ0時。

あたしは急いで布団に潜った。

楽しい1日になるといいな。
 

< 224 / 483 >

この作品をシェア

pagetop